日本全国「純米酒」品評

試飲の申し入れ有難く頂戴いたします。試飲用品は300ml程度を1本クール便にてお送り下さい。

純米酒：醸造アルコールを加えていない清酒。醸造アルコールが常に悪玉ではありません。秘伝中の秘伝を溜め込んだのがその蔵元の宝酒ですが、区分上はそれが醸造アルコールになってしまいます。ですから、純米酒にこだわる人は所謂味音痴が多いのです。味は分からないけどラベルは読めるだけの人。

ただ安物酒には秘伝でなくて質・量を誤魔化すために醸造アルコールを入れることがあります。純米酒を飲んでいる限りこう言ったまがい物を避けることは出来ます。まがい物も必要な人には重宝ですからそれはそれで流通してもらって良い。

改めて純米酒とは一体どういうものか考えて見ましょう。純米酒には秘伝のたれを入れることは出来ません。純米酒に問われるのは、材料そのものと製造技術。秘伝はたれに入るのでなくて技・プロセスに入るのです。ご先祖様の調味料でチョチョイとは行きませんからその都度最高の材料と技をつぎ込んで作るのが純米酒です。蔵元、杜氏の息が合わなくては長い期間安定した品質を提供することは出来ません。

ISOの取得はノウハウが漏洩する危険がありますから消極的ですが内容的にはかなりしっかりやっているはずです。

純米酒を楽しみましょう。